5年後も生き残るための教室経営

パソコン教室業界イノベーションに燃えるマネジメントブログです。 北は北海道、南は九州まで全国各地の延べ500校以上のあらゆる運営形態のパソコン教室を訪問。その中で得た経験と知識を活かし、リアルな現場の問題とその解決策、経営戦略、マーケティングや成功事例、気付きなどを伝えていきます。

トレンド転換における新しい価値の創造

こんにちは。

 

ここ最近、例年とは違い、肌寒い気候が続いていましたが、ようやく夏らしくなってきました。梅雨がまだ来ていないので、このまま過ぎ去ってもらえると助かるのですが。笑

 

さて、現在取り組んでいる認知症予防事業ですが、募集を開始してから3年の月日が経ちました。おかげさまで、現在全国57校に導入いただくまでになりました。

 

当初はパソコンから始まり常にトライアンドエラーで走り続けてきましたが、現在は、タブレットに移行しています。時代にニーズが追いつき、ビジネスモデルとしても完成の域を迎えていると感じています。100校に向けて引き続き走り続けます。

 

ただいま、秋の開講に向けた認知症予防事業開講研修が始まっています。


今回は10校でのスタートとなりますが、6月は京都、東京で第一弾の研修、7月からは、第二弾の研修が、岡山、京都、愛知、東京、埼玉、神奈川、千葉と控えています。

 


認知症予防事業に取り組む教室様に共通することは、業界のトレンド転換が起きている今、変化の必要性を感じ、5年後も生き残るために、行動されていることです。

現状を変えることは大きな負担と覚悟を伴います。もちろん、変えないほうが楽ですし、改めて考える必要もなく、めんどくさいことをやらなくても済みます。

ですが、私が尊敬している経営者の方から、めんどくさいことほど重要なことだと言われたことが強く記憶に残っています。


では、なぜ現状を変える必要があるのか?

 


答えはいたってシンプルです。


今のパソコン教室業界を見れば、現状維持では、下がるしかないからです。

 

だからこそ、時代のニーズに応え、収益をあげるために、新しい価値を創造する必要があります。

 

 

今、パソコン教室業界では、ロボットプログラミングが全盛を迎えています。既存の高齢者初心者向けパソコン教室事業だけでは成り立たない時代において、高齢の初心者層が市場から激減した今、時流に乗った新しい層へのアプローチ、新規事業参入はごく自然の流れだと思います。

 


時代が変われば、今までの仕組み、考え方が通用しなくなります。従来の仕組みの中で、どれだけヒト、モノ、カネを投じてもうまくいくことはほぼありません。


導入を決めていただいた教室様からお聞きしたことですが、


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35,000部のチラシを折り込みましたが、問い合わせが2,3件でした。

2,3件からまた入会となると、正直厳しい現実を感じています。

費用対効果としても、合いません。

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こういった教室様の声が、既に時代が変わっていることの表れです。

 

従来型のビジネスモデルは新規の初心者層を取り続けられることを前提としたものです。新規を獲得し続けることが難しい現状では、成り立たなくなっています。

 

一方で、今年春開講された教室様では、43名、30名、23名など、大小ありますが、安定した集客を実現し、スタートされています。


まず、今考えるべきことは、

 

・顧客は誰のなのか?

・顧客が求めているものは何なのか?

 

です。

 

そして、顧客の求めているサービス、価値を提供することが重要です。

 

「顧客の創造」

 

これは教室業界が生き残るためにとって、非常に重要なことです。


今一度、自分の事業は何なのか?

振り返ってみることが大切ではないでしょうか。